彩られた国がオーラルデザインが存在する国である。世界27カ国、130名を超える、主に歯科技工士が中心として集まった集団であり、その中で日本はオーラルデザインのメンバーは8名の歯科技工士が存在し、そのほかに世界で活躍している日本の歯科技工士を含めると合計14名である。オーラルデザインのメンバーの中で日本人は10%以上存在する。そのことからも日本の歯科技工は他国に比べて評価されていることが理解されよう。

 

 審美歯科のトップで世界を牽引しているWilli Geller氏は、1982年のロンドンでのシンポジュームで

「患者の口元にも個々の個性があり、我々はそれに合わせた補綴物を製作するべきだ」

と発表した。

 それは、美容師が客のヘアースタイルをデザインするように、我々歯科技工士も患者と接し、歯のデザイン・口元のデザインを考えるべきではないか!?」という観点からの提言であり、それがoral designの始まりとなった。

2014年 韓国にて、Willi Geller氏が800人の聴衆の前で、ラミネートベニアを実際の患者口腔内に試適するデモンストレーションを、行っている時の写真。

 

 その後、それに賛同する者たちが彼の元に集まり現在の規模のグループとなった。それからoral designは35年間世界のトップを常に走り続けているグループになったのである。

2018年9月22日 スペインにてオーラルデザインの会議が行われ、その時の記念写真。